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21世紀 ヘボン・プロジェクトとは

歴史を活かし、未来をつくる。

横浜開港と同時に来日したアメリカ人宣教医師J.C.ヘボンは、人々に医療を施し、“ヘボン式ローマ字”を考案、和英辞書『和英語林集成』を編纂して聖書の日本語訳を完成させました。また、明治学院の淵源となる《ヘボン塾》を1863(文久3)年妻クララと共に開設、幕末維新の日本に近代教育の礎を築きました。

創立150周年を2013年に迎える明治学院は、建学の精神「キリスト教に基づく人格教育」に立ち返り、教育理念"Do for Others"の社会的実現をめざして、記念事業「21世紀 ヘボン・プロジェクト」を始動させます。

白金・横浜両キャンパスの整備拡充、語学教育の強化・国際交流の活性化、地域連携と生涯一貫教育体制の確立など、企画を推進するわたしたち一人一人の新たな一歩が、創立150周年に向かう明治学院の歩みです。

「教学改革とキャンパスの整備拡充」では、まず2010年以降の開設に向け、新学科を二つ設置する予定です。心理学部教育発達学科と、国際学部の新学科(名称未定)です。教育発達学科は、幼稚園や初等教育、特別支援の教員免許取得が可能になる教育系の学科です。本学にとって初めての教育系学科ですから期待できると思います。また、国際学部の新学科は、講義はすべて英語で開講し、卒業後は、即戦力として国際舞台で活躍できる学生の育成を目指します。これらの新学科設置に伴い、定員の見直しや教育科目群の充実等、それぞれの特色を活かした教学改革を行いたいと思います。さらに、連携校の芝浦工業大学や横浜市内の大学との単位互換を進め、より学びの場を広げていきます。また、昨年の10月に立ち上げた緊急奨学金を充実させたり、キャリア支援として「ヘボン・キャリア・プロジェクト」の継続や教職を志す学生へのサポート体制を整えていく予定です。

「語学教育の強化と国際交流の活性化」では、これまで各部門がまちまちに行っている留学に向けた教育を一部署に統一させ、TOEFLの試験対策等、きめ細やかな教育を提供できるようにしていきます。本学は、へボン博士をはじめとする外国人宣教師によって創立されて以来、語学教育に力を入れた、国際性豊かな学校でしたから、まさしく周年事業にふさわしいと思います。

「一貫教育の推進と地域社会への貢献」では、これからも地域社会に開かれた大学を目指します。ボランティアセンターをいち早く立ち上げ、港区とのチャレンジコミュニティ大学の開設や、島崎藤村ゆかりの小諸市と連携事業、キリスト教学校教育同盟校との提携等、現在も積極的に活動していますが、今秋からは、卒業後も学びたいという声に応えて「ヘボン塾校友講座」も開講予定です。
ゆくゆくは本学が一生涯の一貫教育を担い、キリスト教の人格教育に相応しい研究・教育の場を提供していくことができればと考えています。

明治学院初代総理 J.C. ヘボン